北米
米国
アメリカ合衆国には、法で定められた公用語はないが、建国の歴史から英語(アメリカ英語)が事実上の国語となっている。英語(アメリカ英語)82.1%、スペイン語10.7%、その他、ハワイ語やアメリカ・インディアン諸語など、2003年には、約2億1,500万人(5歳以上の全国民の82%)が家庭で英語のみを使用している。
英語を母語としない国民でもたいていは、英語を日常的に使用している。高齢者を除き、基本的な英語の知識は、市民権取得の必須条件である。アメリカ人の中には英語を連邦の正式な公用語とすることを希望する者が多く、現在30州が英語を公用語に指定している。
ニューメキシコ、ルイジアナ、メイン、ハワイの4州では、行政上英語以外の言語が事実上の第二言語とされている。ハワイ州では州憲法によりハワイ語と英語が公用語とされており、ルイジアナ州とメイン州ではフランス語が行政上の第二言語である。
合衆国加入当時からスペイン(メキシコ)系住民の多いニューメキシコ州は常にスペイン語を非公式な第二公用語としてきた。
アラスカの20の原住民言語は、アラスカ州で、スー語はサウスダコタ州で公用語である。
スペイン語の話者は、英語に次いで多く、特にカリフォルニア州、ニューメキシコ州、アリゾナ州、テキサス州などメキシコと隣接する地域やニューヨークやシカゴなどの大都市では、日常的に用いられており、国内でもっとも学習者の多い外国語でもある。2008年のセンサス による人口予測では、2050年にはヒスパニックの人口は1億3,300万人となり、全人口の3割に達する見込みである。
カナダ
英語とフランス語が、1969年に制定された公用語法によって認められている公用語です。
この公用語法では、連邦政府における英語とフランス語が平等な地位にあることが定められました。
2006年国勢調査[31] によると、国民の約58%が英語、約22%がフランス語を第一言語としています。
約98%が英語かフランス語のどちらかを話し(57.8%が英語のみを、13.3%がフランス語のみを、17.7%が両言語を話すことができる)、フランス語がおもに使われている地域はケベック州、オンタリオ州のオタワなどの東部地域と北オンタリオ地方、ニューブランズウィック州のアカディア人の多い地域、およびマニトバ州の南部です。
このうち、ケベック州はフランス語(ケベック・フランス語を参照)のみを、ニューブランズウィック州は、英語とフランス語を州の公用語とし、他州は英語のみを州の公用語としています。
公用語以外の言語を使う住民も600万人ほどおり、中国語(広東語が多い)の話者が103万人、イタリア語が45万人、ドイツ語が44万人などです。
欧州
英国
事実上の公用語は英語(イギリス英語)で、もっとも広く使用されています。
イングランドの主にコーンウォールでコーンウォール語、ウェールズの主に北部と中部でウェールズ語、スコットランドの主にローランド地方でスコットランド語、ヘブリディーズ諸島の一部でスコットランド・ゲール語、北アイルランドの一部でアルスター・スコットランド語とアイルランド語が話されており、それぞれの構成国で公用語になっています。
特に、ウェールズでは、1993年にウェールズ語が公用語になり、英語と同等の法的な地位を得ました。
2001年現在、ウェールズ人口の約20%がウェールズ語を使用し、その割合は僅かではあるが増加傾向にあります。
公文書や道路標識などは、すべてウェールズ語と英語とで併記され、また、16歳までの義務教育においてもウェールズ語は必修科目であり、ウェールズ語を主要な教育言語として使用し、英語は第二言語として扱う学校も多く存在します。
フランス
フランス語は、インド・ヨーロッパ語族のイタリック語派に属する言語です。
世界で英語(約80の国・地域)に次ぐ2番目に多くの国・地域で使用されている言語で、フランス、スイス、ベルギー、カナダの他、かつてフランスやベルギーの領域だった諸国を中心に29カ国で公用語になっています。
全世界で1億2,300万人が主要言語として使用し、総話者数は2億人以上です。このフランス語の話者を、フランコフォン (francophone) と言います。
国際連合、欧州連合等の公用語の一つにも選ばれています。
国際連合においては、英語とフランス語は「国連事務局作業言語」と定義されており、その他の国連公用語(ロシア語・中国語・スペイン語・アラビア語)より位置付けが高いです。
ドイツ
ドイツ語(独:Deutsch、deutsche Sprache)は、インド・ヨーロッパ語族・ゲルマン語派の西ゲルマン語群に属する言語です。
話者人口は約1億3000万人、そのうち約1億人が第一言語としています。
EU圏内では、母語人口は域内最大(ヨーロッパ全土ではロシア語に次いで多い)であり、話者人口は、英語に次いで2番目に多いです。
しかし、歴史的にドイツ、オーストリアの拡張政策が主に欧州本土内で行われたこともあり、英語、フランス語、スペイン語のように世界語化はしておらず、基本的に同一民族による母語地域と、これに隣接した旧支配民族の使用地域がほとんどを占めています。
ロシア
ロシア語は、インド・ヨーロッパ語族のスラヴ語派に属しています。
文法構造と語彙は、ポーランド語、チェコ語、セルビア語、ブルガリア語などの他のスラヴ語に似ています。
英語のアルファベットは、26文字なのに対して、キリル文字と呼ばれるロシア語のアルファベットは33文字で構成されています。
ロシア文字は、ローマ字と同じアルファベットですので、簡単に覚えることができます。キリル文字はロシアだけでなく、セルビア、ブルガリアでも使われています。これはキリル文字がギリシア正教の影響を受けて作られたからです。
イタリア
イタリア語は、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属する言語の1つで、おおよそ6千万人ほどが日常的に使用しており、そのほとんどがイタリアに住んでいます。後置修飾で、基本語順はSVO。
イタリア語は、イタリア、サンマリノ共和国で公用語として定められています。
スイスでは、ティチーノ州全域とグラウビュンデン州の一部がイタリア語圏であり、スイス全体としても公用語になっています。
オランダ
オランダ語は、インド・ヨーロッパ語族の西ゲルマン語群に属し、オランダおよびベルギー北部を中心に2300万人以上が使用している言語です。
ベルギー方言はフラマン語と言うことがあり、南米のスリナム共和国の公用語でもあります。
オランダ語は、オランダをはじめ、ベルギーのフランデレン地域、かつてオランダの統治下にあったスリナム、オランダ自治領のアルバ、オランダ領アンティルで使用され、これらの国と地域の公用語になっています。
スペイン
スペイン語は、インド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属する言語です。
スペインおよび、ブラジルを除くラテンアメリカ地域における主要言語で話者人口は、約4億2000万にものぼります。スペイン語を公用語としている国と地域の数は20以上あります。
国際連合においては、英語、フランス語、ロシア語、中国語、アラビア語と並ぶ、6つの公用語の1つです。
スペイン語は、ポルトガル語と似ており、かなりの水準で相互意思疎通が可能です。
ポルトガル
ポルトガル語は、主にポルトガルおよびブラジルで使われています。
俗ラテン語から発展して形成されたロマンス語の1つで、スペイン語などと共にインド・ヨーロッパ語族イタリック語派に属します。
ポルトガル語を母語とする人口は、約2億5000万人です。
81%(約2億人)がブラジル国内に、残りの5,000万人は、ポルトガルおよびその旧植民地に分布し、複数の大陸にまたがって話される数少ない言語の1つでもあります。
ポルトガル語は、大航海時代のポルトガル海上帝国の成長とともにアジア・アフリカ地域に広まり、日本では最初に伝播したヨーロッパの言語であり、古くからの外来語として定着し、戦国時代にキリスト教と共に伝わりました。
スウェーデン
2009年7月からスウェーデン語 が正式な公用語に制定された。
そのほか、フィンランド語、メアンキエリ、ロマ語、サーミ語、イディッシュ語を話す者も少数います。
スウェーデン語は、隣国のノルウェー語、デンマーク語と類縁関係(ゲルマン諸語)にあり、スウェーデン語話者とノルウェー語話者は、相互に意思疎通ができる会話程度は可能であるといわれています。
テレビ番組にアメリカ製番組の字幕版が多いといった文化面の影響もあり、イギリスの方が近いにもかかわらず、イギリス英語でなくアメリカ英語で話す人たちもいます。
ギリシャ
主たる言語はギリシア語であり、北部と南部とで方言がある。北方国境ではスラヴ諸語話者もいます。
南米
ブラジル
公用語は、ポルトガル語(ブラジル・ポルトガル語)です。
ただし、ブラジルで使われるポルトガル語は、語彙の面でアフリカやインディオの影響を受けているため、ブラジル・ポルトガル語と言われるほど本国ポルトガルのポルトガル語(イベリア・ポルトガル語)とは異なっています。
その違いは聞けばすぐわかるほどはっきりしていますが、日常会話は支障なく行うことができるため、日本の方言よりも差は少ないと言われています。
日本は、ポルトガル語圏諸国の中ではブラジルとの交流関係が圧倒的に多いため、あえてポルトガルのポルトガル語と特記されていない限り、日本国内の語学教科書や語学講座で教えられているポルトガル語はブラジル・ポルトガル語であると考えて差し支えないと思われます。
また日本のブラジル系移民では、日本独特のポルトガル語表現が存在します。
1940年代のヴァルガス時代にブラジルのポルトガル語をブラジル語と呼ぶべきか否かをめぐってブラジル語論争があったが、結局ブラジル語なるものは、存在せずに、ブラジルの言葉はポルトガル語の方言であることが確認されました。
ただし、ナショナリズムの観点からブラジル語という言葉を用いるブラジル人は今でも存在します。
メキシコ
公用語は定められていませんが、事実上の公用語は、スペイン語(メキシコ・スペイン語)であり、先住民族の65言語(ナワトル語、サポテカ語、マヤ語など)も政府が認めています。
アルゼンチン
スペイン語
スペイン語(リオプラテンセ・スペイン語)が公用語であり、アルゼンチンではエスパニョールではなくカステジャーノと呼ばれる。
ブエノスアイレス市民のアクセントは、イタリア語のナポリ方言の影響が強く、ヨーロッパ移民、特にイタリア移民の影響により、「ルンファルド」と呼ばれる独特の俗語が形成されています。
アルゼンチンは、スペイン語圏でも二人称単数においてボセオ(Voseo)のみが全土で使用されている数少ない国であり、ボセオはアルゼンチンのアイデンティティとなっていいます。
スペイン語のほかには英語、イタリア語、ドイツ語、フランス語、および多少の先住民言語なども使用されている。
ドイツ語
ドイツ語は、140万人から150万人以上のドイツ系アルゼンチン人によって話されています。ドイツ語は、今日のアルゼンチンで第3か第4番目に多くの人々に話されている言葉です。
イタリア語
そのほかにも、調査によると、150万人がイタリア語を話し、100万人がシリア・レバノンのアラビア語を話している。
その他の言語
ガリシア語、イディッシュ語、日本語なども話されているが、これらの言語は現在では話されることは少なくなってきている。パタゴニアのトレレウやガイマンといった町にはウェールズ語を話すコミュニティがある。
近年のアジア系移民は中国語と韓国語をブエノスアイレスに持ち込んだ。
先住民言語はコリエンテス州、ミシオネス州でグアラニー語が話され、コリエンテス州では公用語となっている。ケチュア語は北西部のサンティアゴ・デル・エステロ州で話され、アイマラ語はボリビアからの移民のコミュニティなどで話されている。パタゴニアではマプーチェ語などが話されている。
コロンビア
コロンビアでは80以上の言語が話されており、50万人が先住民の言葉を今も話しているが、公用語はスペイン語であり、日常生活でも使われている。
また、コロンビアのスペイン語は南米で最も正しくスペイン語のアンダルシア方言を残しているといわれている。
ペルー
公用語はスペイン語(ペルー・スペイン語)、ケチュア語(1975年から)、アイマラ語(1980年から)であり、人口の大部分はスペイン語を話す。セルバのアマゾン低地では、先住民によって独自の言語が話されている。
シエラのインディヘナの多くはケチュア語を話す。アイマラ語話者はティティカカ湖沿岸のプーノ県に特に集中しており、ボリビアのアイマラ語文化圏と文化的に連続している。
翻訳料金の目安
原文 | 訳文 | 単価 | 備考 | |
日本語 | ⇒ | (欧州向け)スペイン語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | (南米向け)スペイン語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | (欧州向け)ポルトガル語 | 14~28円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | (欧州向け)ポルトガル語 | 14~28円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | ドイツ語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | フランス語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | イタリア語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | ロシア語 | 16~32円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | アラビア語 | 17~34円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | オランダ語 | 16~32円 | /1文字 |
日本語 | ⇒ | トルコ語 | 16~32円 | /1文字 |
原文 | 訳文 | 単価 | 備考 | |
英語 | ⇒ | 日本語 | 16~32円 | /1ワード |
スペイン語 | ⇒ | 日本語 | 20~40円 | /1ワード |
ポルトガル語 | ⇒ | 日本語 | 20~40円 | /1ワード |
ドイツ語 | ⇒ | 日本語 | 24~48円 | /1ワード |
フランス語 | ⇒ | 日本語 | 20~40円 | /1ワード |
イタリア語 | ⇒ | 日本語 | 20~40円 | /1ワード |
ロシア語 | ⇒ | 日本語 | 25~50円 | /1ワード |
アラビア語 | ⇒ | 日本語 | 25~50円 | /1ワード |
(欧州向け)スペイン語 | ⇒ | 日本語 | 20~40円 | /1ワード |
(南米向け)スペイン語 | ⇒ | 日本語 | 20~40円 | /1ワード |
(欧州向け)ポルトガル語 | ⇒ | 日本語 | 20~40円 | /1ワード |
(南米向け)ポルトガル語 | ⇒ | 日本語 | 20~40円 | /1ワード |
オランダ語 | ⇒ | 日本語 | 24~48円 | /1ワード |
スウェーデン語 | ⇒ | 日本語 | 26~52円 | /1ワード |
デンマーク語 | ⇒ | 日本語 | 26~52円 | /1ワード |
ノルウェー語 | ⇒ | 日本語 | 26~52円 | /1ワード |
ポーランド語 | ⇒ | 日本語 | 24~48円 | /1ワード |
トルコ語 | ⇒ | 日本語 | 25~50円 | /1ワード |
ウクライナ語 | ⇒ | 日本語 | 26~52円 | /1ワード |
原文 | 訳文 | 単価 | 備考 | |
英語 | ⇒ | ドイツ語 | 20~40円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | フランス語 | 18~36円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | イタリア語 | 18~36円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | ロシア語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | アラビア語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | ヒンディー語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | (欧州向け) スペイン語 | 18~36円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | (南米向け) スペイン語 | 18~36円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | (欧州向け) ポルトガル語 | 18~36円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | (ブラジル向け) ポルトガル語 | 18~36円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | ルーマニア語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | オランダ語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | スウェーデン語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | デンマーク語 | 22~44円 | /1ワード |
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英語 | ⇒ | ヒンズー語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | ベンガル語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | ヘブライ語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | スロバキア語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | クロアチア語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | グルジア語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | シンハラ語 | 22~44円 | /1ワード |
英語 | ⇒ | ウクライナ語 | 22~44円 | /1ワード |
原文 | 訳文 | 単価 | 備考 | |
中国語 | ⇒ | 英語 | 10~20円 | /1文字 |
韓国語 | ⇒ | 英語 | 15~30円 | /1文字 |
タイ語 | ⇒ | 英語 | 6~12円 | /1文字 |
ベトナム語 | ⇒ | 英語 | 15~30円 | /1ワード |
インドネシア語 | ⇒ | 英語 | 22~44円 | /1ワード |
タガログ語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
マレー語 | ⇒ | 英語 | 22~44円 | /1ワード |
ミャンマー語 | ⇒ | 英語 | 24~48円 | /1ワード |
スペイン語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
ポルトガル語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
ドイツ語 | ⇒ | 英語 | 24~48円 | /1ワード |
フランス語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
イタリア語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
ロシア語 | ⇒ | 英語 | 24~48円 | /1ワード |
アラビア語 | ⇒ | 英語 | 25~50円 | /1ワード |
(欧州向け)スペイン語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
(南米向け)スペイン語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
(欧州向け)ポルトガル語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
(南米向け)ポルトガル語 | ⇒ | 英語 | 20~40円 | /1ワード |
ラオス語 | ⇒ | 英語 | 7~14円 | /ラオス語1文字 |
カンボジア語(クメール語) | ⇒ | 英語 | 7~14円 | /クメール語1文字 |
モンゴル語 | ⇒ | 英語 | 24~48円 | /1ワード |
ルーマニア語 | ⇒ | 英語 | 24~48円 | /1ワード |
オランダ語 | ⇒ | 英語 | 24~48円 | /1ワード |
スウェーデン語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
デンマーク語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
ノルウェー語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
フィンランド語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
ブルガリア語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
ポーランド語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
チェコ語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
ハンガリー語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
トルコ語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
ギリシア語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
ヘブライ語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
スロバキア語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
クロアチア語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
ウクライナ語 | ⇒ | 英語 | 26~52円 | /1ワード |
ヨーロッパ言語の分類
紺:ゲルマン語派 GERMANIC
ドイツ語 GER、英語 ENG、オランダ語 DUT、スウェーデン語 SWE、デンマーク語 DSH、ノルウェー語 BOK、NN、アイスランド語 ICE など
橙:ロマンス語派 ROMANCE
イタリア語 ITA、フランス語 FRE、スペイン語 SPA、ポルトガル語 POR、ルーマニア語 ROM など
赤:スラヴ語派 SLAVIC
ロシア語 RUS、ウクライナ語 UKR、ポーランド語 POL、チェコ語 CZE、スロバキア語 SLO、クロアチア語 CRO、セルビア語 SRB、ブルガリア語 BUL、ベラルーシ語 BLR など
紫:ヘレニック語派 GREEK
ギリシャ語 GRK
緑:ケルト語派 CELTIC
ウェールズ語 We、ブルトン語 Bre、アイルランド語 Ir、ガリア語 Ga
同じ色の言語が、グループ(語派)を形成しています。
グループ内の言葉は、相互距離が近い=似ているコトバ ということになります。
次に、各語派の特徴を見ていきましょう。
◎ゲルマン語派
英語、ドイツ語を2極としながら、スカンジナビアやアイスランドの北欧語がかたまりをつくっています。
オランダ語は、英語とドイツ語の双方に近いことが分かります(ドイツ語により近い)。
ドイツ語は、バルト語派 BALTIC を媒介にして、スラヴ語派の方に飛び出していますね。
「ドイツ語とロシア語は似ている」と、よく言われますが、じっさいには、「ロシア語はポーランド語に近い」んです。隣国どうしですし。
「英語とドイツ語は似ている」というのも定説ですが、現実的には、英語は北欧語(とくにノルウェー語、デンマーク語)からの影響が大きいようです。バイキングの影響ですね。
英語のもう一つの特徴は、フランス語との関係。
ゲルマン語派のなかで唯一、英語はフランス語へ近寄っていることが見て取れます!
◎ロマンス語派
ロマンス語派は、ラテン語を親とする子供たちです(ラテン語は死語なので、この図には載っていませんが…)。
母親によく似た長女と言ってもいいイタリア語は、グループの中央に鎮座しています(かつてはこの位置にラテン語がいたんでしょうね)。
「フランス語-イタリア語-スペイン語-ポルトガル語」の類縁関係はよく知られていますが、図にもはっきり表れています。
面白いのは、バルセロナ周辺のカタロニア語 CAT と、イタリア南部の島のサルデーニャ語 SRD。
スペイン語やイタリア語の方言ではなく、独立した言語として扱われているんですね。
異色なのは、ルーマニア語。地理的には東欧なのに、Romania と綴るように、もとは Roma の勢力圏でした。そうした背景があって、(アルバニア語を経由してですが)スラヴ語派の方に引っ張られています。
◎スラブ語派
印欧語族(インド・ヨーロッパ語族)3大語派のひとつ、スラヴ語派は、ゲルマン語派、ロマンス語派から遠く離れた位置にあります。
西欧の言葉(ゲルマン語派、ロマンス語派など)と、東欧(スラヴ語派)の言葉が、大きく異なっている、というのが、この図から一目瞭然ですね。
しかも、ロシア語はというと… スラヴ語派の右端にいますね。
英語やフランス語からは、最大限に離れたところにいます!
◎ヘレニック語派
ここには、ギリシャ語のみが属しています。なので、ギリシャ語派とも呼ばれます。
ヘレニック Hellenic の Hellen へレーン とは、ギリシャ神話の人物で、古代ギリシャ人が自分たちを「へレーンの一族」と自称したことに由来します。ヘレニズム文化も Hellenism と書きます。
古代ローマ人は、古代ギリシャから大いに文化を採り入れた、ということですが、ロマンス語派とギリシャ語って、この図からすると、ほとんど類縁関係がないんですね。
また、ロシア語などを書くためのキリル文字は、ギリシャ文字がベースになっていますが、スラヴ語派とギリシャ語も、ほとんど関係がないんですね。
◎ケルト語派
地理的に考えて、英語やフランス語に近いのかと思いきや、ウェールズ語が英語と、ブルトン語(仏・ブルターニュ地方の言葉)がフランス語と細々と繋がっているだけです。
かつて、欧州全体の支配言語だったとも言われているケルト語ですが、長い年月を経て、僻地に追いやられてしまったんですね。
フランス語-英語-ドイツ語 の関係
各語派のようすや、ドイツ語-ポーランド語、ルーマニア語ースロバキア語など、語派を超えて類似性が認められる言語について見てきました。
そのなかで特筆すべきは、「フランス語-英語-ドイツ語」の関係です。
英語は、ドイツ語とフランス語の中間にありますね。
もっと言うなら、英語はドイツ語同様、ゲルマン語派のなかに居ながら、フランス語との関係が強い。
あるいは、英語は、兄弟であるドイツ語から遠ざかろうとしつつ、フランス語の方に強く引っ張られている…
大学で第二外国語を選択するとき、「ドイツ語とフランス語のどちらを選んだらいい?」という問いに対して、「ドイツ語の方が英語に似てるよ」と言うひともいれば、「フランス語の方が単語は似てるよ」という意見のひともいます。
正解は…「英語との近さ」という点では、ドイツ語もフランス語も、似たり寄ったりなんですね。
はっきりと言えることですが、「英語はフランス語に近く」、「英語とドイツ語の共通点は限定的」です。
詳しくは、下記の記事をご覧ください。
・ドイツ語・英語・北欧諸語の青いゲルマン語
・ロシア語や東欧諸語の赤のスラブ語・ケルト諸語(緑)
・ギリシア語(薄紫)
・アルバニア語(薄緑)
・バルト諸語(紫)
・フィン・ウゴル語(黄色)