AAインターナショナルは、1995年の創業以来、IRや財務に関連する翻訳を多数行い、また経験豊富な「翻訳者」および「校正者」を多数在籍しています。正確で読みやすく、当該国の文化と、専門分野に精通した適切な表現を用います。
SDL Trados(トラドス)等の翻訳支援ソフトを使用することで、定期的な内容の改訂においても、用語、表現のブレもなく、安価に対応することが可能です。
金融・財務・IR(投資家向け広報)情報の翻訳には、専門的な知識と高い正確性が求められます。これらの翻訳には、企業の財務状況や業績、投資家への報告書など、重要な情報が含まれるため、誤訳が生じると法的問題や誤解を招く可能性があります。以下に、各カテゴリについて詳しく説明します。
1. 金融の翻訳
- 内容: 株式市場、為替、金利、金融商品、リスク管理など。
- 重要性: 金融市場はグローバルに繋がっており、正確な翻訳は国際的な取引や意思決定に影響を与えます。専門用語や市場の慣習、法律的な側面も考慮する必要があります。
2. 財務の翻訳
- 内容: 会社の決算報告書、収支計算書、キャッシュフロー計算書、バランスシート、予算策定など。
- 重要性: 財務翻訳では、企業の財務状況を正確に伝えることが求められます。誤訳があると、投資家や株主に誤った印象を与える可能性があります。特に数字や経済指標の翻訳においては、一貫性と正確さが不可欠です。
3. IR情報の翻訳
- 内容: 株主総会資料、四半期報告書、プレスリリース、投資家向けプレゼンテーション。
- 重要性: IR翻訳は、企業の経営方針や戦略、財務状況を投資家に適切に伝えるために必要です。特に、投資家やアナリストが誤解しないよう、企業の意図や背景を正確に伝えることが重要です。また、透明性が求められるため、適切な言葉の選び方が重要となります。
4. 翻訳の難しさ
- 専門用語: 金融や財務には独特の専門用語が多く、それを正しく翻訳しないと誤解が生じる可能性があります。
- 法律的な要素: 特にIR情報には、法令遵守が重要です。各国の金融法規や会計基準に基づいた表現が求められます。
- 文化的な違い: 各国の投資家や企業文化に合わせて、適切なトーンやスタイルで翻訳することが必要です。
対応分野
財務諸表、有価証券報告書、約款、内部統制関連、投資レポート、証券アナリストレポート、事業報告書、市場・企業分析、財務・会計関連、決算説明会資料、決済短信、経済論文、監査・税務、各種会計関連、株主総会召集通知、各種投資関連、各種契約書類、各種IR文書、為替、先物投資レポート、プレスリリース、M&A関連書類、その他。
金融・財務・IR情報文書翻訳の取扱言語
- 中国語簡体字・繁体字(中国本土、台湾、香港向け)
- 英語
- 韓国語
- タイ語
- ベトナム語
- インドネシア語
- その他の言語
専門家による翻訳: 金融や財務のバックグラウンドを持つ翻訳者による作業が必要です。
翻訳料金
日本語から各言語への翻訳 | 単価 | 備考 |
日本語→英語 | 12~24円 | /1文字 |
日本語→中国語(簡体字) | 6~12円 | /1文字 |
日本語→中国語(繁体字) | 8~16円 | /1文字 |
日本語→韓国語 | 7.5~15円 | /1文字 |
日本語→タイ語 | 12~24円 | /1文字 |
日本語→ベトナム語 | 12~24円 | /1文字 |
日本語→インドネシア語 | 12~24円 | /1文字 |
日本語→タガログ語 | 12~24円 | /1文字 |
日本語→マレー語 | 13~26円 | /1文字 |
日本語→ミャンマー語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語→スペイン語(南米向け) | 14~28円 | /1文字 |
日本語→ポルトガル語(ブラジル向け) | 14~28円 | /1文字 |
日本語→スペイン語(ヨーロッパ向け) | 15~30円 | /1文字 |
日本語→ドイツ語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語→フランス語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語→イタリア語 | 15~30円 | /1文字 |
日本語→ロシア語 | 16~32円 | /1文字 |
日本語→アラビア語 | 17~34円 | /1文字 |
各言語から日本語への翻訳 | 単価 | 備考 |
英語→日本語 | 16~32円 | /1ワード |
中国語→日本語 | 9.5~19円 | /1文字 |
韓国語→日本語 | 7~14円 | /1文字 |
タイ語→日本語 | 6~12円 | /1文字 |
ベトナム語→日本語 | 14~28円 | /1ワード |
インドネシア語→日本語 | 24~48円 | /1ワード |
タガログ語→日本語 | 20~40円 | /1ワード |
マレー語→日本語 | 24~28円 | /1ワード |
ミャンマー 語→日本語 | 24~28円 | /1ワード |
スペイン語→日本語 | 20~40円 | /1ワード |
ポルトガル語→日本語 | 20~40円 | /1ワード |
ドイツ語→日本語 | 24~48円 | /1ワード |
フランス語→日本語 | 20~40円 | /1ワード |
イタリア語→日本語 | 20~40円 | /1ワード |
ロシア語→日本語 | 25~50円 | /1ワード |
アラビア語→日本語 | 25~50円 | /1ワード |
英語から各言語への翻訳 | 単価 | 備考 |
英語→中国語(簡体字) | 14~28円 | /1ワード |
英語→中国語(繁体字) | 16~32円 | /1ワード |
英語→韓国語 | 16~32円 | /1ワード |
英語→タイ語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→ベトナム語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→インドネシア語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→タガログ語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→マレー語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→ミャンマー語 | 22~44円 | /1ワード |
英語→カンボジア語(クメール語) | 20~40円 | /1ワード |
英語→スペイン語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→ポルトガル語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→ドイツ語 | 20~40円 | /1ワード |
英語→フランス語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→イタリア語 | 18~36円 | /1ワード |
英語→ロシア語 | 22~44円 | /1ワード |
英語→アラビア語 | 22~44円 | /1ワード |
英語→ヒンディー語 | 22~44円 | /1ワード |
各言語から英語への翻訳 | 単価 | 備考 |
中国語→英語 | 10~20円 | /1文字 |
韓国語→英語 | 15~30円 | /1文字 |
タイ語→英語 | 6~12円 | /1文字 |
ベトナム語→英語 | 15~30円 | /1ワード |
インドネシア語→英語 | 22~44円 | /1ワード |
タガログ語→英語 | 20~40円 | /1ワード |
マレー語→英語 | 22~44円 | /1ワード |
ミャンマー 語→英語 | 24~48円 | /1ワード |
スペイン語→英語 | 20~40円 | /1ワード |
ポルトガル語→英語 | 20~40円 | /1ワード |
ドイツ語→英語 | 24~48円 | /1ワード |
フランス語→英語 | 20~40円 | /1ワード |
イタリア語→英語 | 20~40円 | /1ワード |
ロシア語→英語 | 24~48円 | /1ワード |
アラビア語→英語 | 25~50円 | /1ワード |
財務諸表とは?
決算を行う際に作る各書類の総称のことです。その中で、重要書類とされる「財務三表」について紹介します。
- 貸借対照表
- 損益計算書
- キャッシュフロー計算書
上記は、特に重要な書類です。「資産の調達方法」や「利益創出の実績」、「会社のお金のまわり方」などに関する指標が可視化されます。
財務諸表の役割は、ステークホルダー(株主・経営者・従業員、顧客・取引先・金融機関・競合企業・地域社会・行政機関等)に自社の財政状況を細かく見てもらうことです。
企業は、その企業単独で存在しているわけではなく、ステークホルダーからのさまざまな支援を受けて機能しています。そしてステークホルダーの目的は企業を支援して、最終的にはそこから利益を得ることです。
財務諸表を公開し自社がどのくらい利益を出しているかなどを外部から把握できれば、ステークホルダーは、どのくらい利益を得られるかが判断できます。
財務三表を見るときのポイント
貸借対照表(B/S)
貸借対照表は、資産と負債、純資産(賃借)を対照させて比較できる表を指します。英語で貸借対照表を指す「Balance Sheet」を略して「B/S」とも呼ばれます。
主に左側が資産、右側が負債、右下が純資産と分かれており、資産を入手するためには、資金を用意する必要があります。貸借対照表では自社がどのような形で保有しているかを表の左側に資産として表記し、また右側には事業資金をどのように用意したかが総資本として表記されます。
B/S)は、企業の財務諸表の1つであり、企業の資産、負債、純資産の状況を示すものです。
B/Sは、企業のある時点での資産と負債の状況を、対比表として示します。
B/Sは、企業の財務状況を把握するための重要な情報源となり、投資家や銀行などの金融機関は、B/Sを参考に企業の信用力や経営状況を判断します。
B/Sの構成要素は、資産側には流動資産(現金、商品、債権など)と固定資産(不動産、設備、特許など)、負債側には流動負債(短期借入金、支払手形、未払金など)と固定負債(長期借入金、社債、退職給付引当金など)、そして純資産が含まれます。
企業の経営状況や財務状況を評価する際には、B/Sを総合的に分析することが求められます。
賃借対照表では、まず自己資本比率を確認する必要があります。
自己資本比率が高いほど資産の元になる自社の資本率が高く、負債が少ないことになります。つまり借入金をあまり抱えていないということになるので、健全な財政運営ができていることになります。反対に自己資本比率が低いと、負債を多く抱えて経営をしている状況なので打開策を打つ必要性が出てきます。
自己資本率は、
自己資本/総資産×100 で計算できます。
また流動負債と流動資産を突き合わせて、現時点で自社の支払い能力が十分かどうかを計測できます。
流動資産÷流動負債×100
結果、100%を下回る場合(流動負債をすぐに返済できない状況)は注意が必要です。
損益計算書(P/L)
損益計算書(P/L)は、企業の財務諸表の1つであり、ある期間内における企業の収入、費用、利益、損失を示すものです。
英語で損益計算書を指す「Profit And Loss Statement」を略して「P/L」とも呼ばれます。
P/Lは、企業の業績や収益力を把握するための重要な情報源となり、投資家や銀行などの金融機関は、P/Lを参考に企業の業績や収益力を判断します。
P/Lの構成要素は、収益と費用が含まれます。
収益には、売上高、営業外収益などが含まれ、費用には、売上原価、販売費及び一般管理費、営業外費用などが含まれます。
P/Lは、企業のある期間内における収益と費用の総額を対比することで、企業の純利益または純損失を算出します。
P/Lは、企業の業績や収益力を評価する際に重要な指標であり、B/Sとともに財務状況を分析することが求められます。
売上高が一番上に位置し、他の指標がその下に並び計算を行う仕組みになっています。損益計算書により本業や本業外でどれだけ利益を得られたか、そして税金などを差し引いて最終的な純利益がどのくらいになるのかなどを細かく把握できます。
当期純利益を見れば最終的に会社が黒字か赤字かはわかりますが、それだけでは不十分です。
営業利益は十分に上げられているか、営業外収益に頼りすぎていないかなど、その他の項目を見ることで本当に健全に稼げているかどうかがわかります。また、売上から利益への転換率を確認することも重要です。
たとえ売上が多くても、原価のかかり過ぎなどマイナス要因が多い状態の場合は、利益にはつながりません。売上から原価を引いた「売上総利益」を売上高で割って計算した「売上総利益率」を計算することで、仕入製品の収益性を見ることができます。
キャッシュフロー計算書(C/F)
キャッシュフロー計算書(C/F)は、企業の財務諸表の1つであり、ある期間内における現金の流れを示すものです。
C/Fは、企業の資金繰りを把握するための重要な情報源となり、投資家や銀行などの金融機関は、C/Fを参考に企業のキャッシュフローの状況を判断します。
C/Fの構成要素は、営業活動によるキャッシュフロー、投資活動によるキャッシュフロー、財務活動によるキャッシュフローが含まれます。営業活動によるキャッシュフローは、売上高、原材料費、人件費などの現金収支を示し、投資活動によるキャッシュフローは、設備投資や投資有価証券の取得などの現金収支を示し、財務活動によるキャッシュフローは、借入金や株式の発行などの現金収支を示します。
C/Fは、企業の現金の流れを評価する際に重要な指標であり、B/SやP/Lとともに財務状況を分析することが求められます。英語でキャッシュフロー計算書を指す「Cash Flow Statement」を略して「C/F」とも呼ばれます。
キャッシュフロー計算書は「営業活動によるキャッシュフロー」「投資活動によるキャッシュフロー」「財務活動によるキャッシュフロー」の3つの内容に分けられます。
単純な損益ではなく「現時点でどのくらいすぐ使える現金が残っているか」を判断できるので、現金の流れが適切かを判断するのに重要な書類です。
キャッシュフロー計算書では、各カテゴリごとに数値を読み解くことがポイントになります。
たとえば営業活動によるキャッシュフローには
- 税引前当期純利益
- 減価償却費
などが含まれ、会社の営業活動によってプラスであればあるほど利益が多い状態です。マイナスの場合は利益が上げられていないので、会社経営の見直しを行う必要があります。
また投資活動によるキャッシュフローには
- 有価証券取得による支出
- 有価証券の売却による収入
などが含まれ、会社の投資活動にお金を使っているかが把握できます。
このカテゴリについては、成長のために投資をしている企業であればあるほどマイナスになりやすくなっています。逆にプラスの状態の場合は資産などお金になるものを売却しているので、場合によっては経営が悪化している可能性もあります。
財務活動によるキャッシュフローには
- 借入金の収入
- 返済による支出
などが含まれ、外部から受け取ったお金の流れがわかります。
財務活動によるキャッシュフローがマイナスの場合は、負債に対して支出ができる状態にあり、財政に余裕が出てきたと判断できます。
逆に、プラスの場合は負債などが膨れ上がっている可能性があり、返済できるように戦略を立てていく必要があります。
このように、キャッシュフロー計算書はマイナスの状態が、逆に健全な会社経営を表している可能性もあるので、注意深く指標を確認しなければなりません。