通訳料金の目安(各言語共通)

通訳料金 費用
料金の目安

下記価格は、参考価格です。通訳者、難易度、時間帯、遠隔地などによって料金は異なります。

    ・観光ガイド 25,000円/8時間 ~
    ・逐次通訳(逐次) 35,000円/4時間拘束 ~   45,000円/8時間拘束~
    ・同時通訳 50,000円~/4時間拘束 ~
    ・ウイスパリング 40,000円~/4時間拘束

移動拘束と二次利用にかかる費用

状況に応じて費用がかかります。お見積りの際にご確認ください。

 

ただし、通訳者の単価、拘束時間、必要な通訳者の人数、付帯費用に基づいて、数万円から十数万円と幅が出ます。

 

AAインタナショナルでは、その都度、ご依頼者さまより言語・期日・時間帯・拘束時間・内容・通訳者の人数・通訳者のレベル等をもとに無料でお見積りをさせて頂きます。

通訳者の単価

料金(目安)スキル専門知識経験
Aクラス4時間拘束:¥50,000~¥85,000同時、逐次、ウィスパリング対応医療、IT、金融など特に高度な専門知識国際会議等。
経験年数10年以上
8時間拘束:¥70,000~¥130,000
Bクラス4時間拘束:¥40,000~¥70,000同時、逐次、ウィスパリング対応分野を問わず専門用語の訳出が可能重要会議、商談等。
経験年数10年以上
8時間拘束:¥60,000~¥110,000
Cクラス4時間拘束:¥35,000~¥55,000同時、逐次、ウィスパリング対応一般的なビジネス知識社内会議、受付等。
経験年数5年以上
8時間拘束:¥45,000~¥90,000
Dクラス4時間拘束:¥20,000~¥35,000逐次、場合によってはウィスパリングも対応専門性は低いアテンド等。
経験年数3年以上
8時間拘束:¥35,000~¥70,000
Eクラス8時間拘束:25,000~ホテル送迎、簡単な観光ガイド日常会話が可能 通訳の経験あり

 

通訳者のレベルは、技能専門知識、実績および経験等を総合的に勘案します。

技能

所謂通訳者としての基本的な能力です。口述内容を記憶し、過不足なく正確に通訳する能力です。

専門知識

特定の分野への精通度合いです。例えば、金融やIT、医療など深い知識を持っている分野があるとランクが高くなります。また、その専門分野に精通している通訳者が希少であったり、複雑な分野であったりするほどランクへ直接反映されやすいです。

経験

過去に取り組んだ案件実績と通訳としての期間の長さです。国際会議などでの経験があり、経験年数も長いとランクが高くなります。

拘束時間

拘束時間は、移動時間を含めてどの程度通訳者を案件に拘束するかで算出します。拘束時間は、先ほどのランク別の料金表に表現されている通り、一般的には、半日(4時間拘束)、1日(8時間拘束)という単位になります。

 

最近では、「リモートワーク」や「オンライン会議」の進展もあり、オンラインでによる通訳のご依頼があります。その場合でも一般的には、4時間、あるいは8時間単位での算出となります。

必要な通訳者の人数

必要な通訳者の人数は、通訳の手法と時間の長さの2つの要素から算出します。一般的に以下の人数が目安となります。

4時間以内4時間超
逐次通訳1名1~2名
同時通訳1~2名2~4名
ウィスパリング

同時通訳やウィスパリングは、高い集中力を必要とするため、交代制で行われます。そのため、人数が増える傾向にあります。一方、逐次通訳は話者の話をまとまって訳すため、同時通訳に比べると負荷が低く、人数は少なくて済む傾向があります。

関連費用

関連費用は、主に以下の3つから構成されます。

  • 同時通訳用の機材費用
  • 資料の翻訳費用
  • その他費用

同時通訳用の機材費用(弊社では本機材のレンタルは実施していません。)

以下の費用は、目安にすぎません。費用は、専門の業者にご相談ください。

機材単位単価用途
機材
レンタル
通訳者ブース1台/1日¥20,000~¥25,000通訳者はこの中で通訳をします。遮音が主な目的です。
通訳者ユニット1台/1日¥7,000~¥10,000通訳者が訳出した音声を拾うマイクの役割をします。
赤外線送信機1台/1日¥10,000~¥20,000訳出された通訳音声をデジタル化して、受信機に送信します。
コントローラー1台/1日¥15,000~¥25,000通訳音声の送信先の指定をします。操作は専門の技術者が行います。
受信機1台/1日¥600~¥800通訳者の音声を受信します。参加者1人1台が必要です。
簡易通訳装置1台/1日8,000~15,000訳出音声の送受信が可能。少人数会議で利用されます。
関連
費用
エンジニア1名/1日¥25,000~¥35,000専門性が高いコントローラーの操作に必要です。
設営撤去一式¥40,000~¥60,000ブースや赤外線送信機等の設置を実施します。
運搬費一式¥15,000~¥25,000通訳機材の運搬を行います。会場の場所により値段が変わります。

同時通訳を依頼する場合は、機材手配は必須です。どの機材が必要かは、会場の状況によっても変わるので専門の機材会社と相談頂くことが大切です。

 

資料の翻訳費用

資料の翻訳費用は、通訳を発注する会社に会議で利用する資料の翻訳を依頼する際に追加で発生する費用です。

通訳者単価の中には、通訳本番で使う資料の翻訳費用は含まれていません。そのため、資料翻訳をは、別途費用を支払って依頼する必要があります。

通訳と資料の翻訳をする人を一致させると、翻訳会社に別途依頼する場合に比べて、会議参加者の理解度を高めやすいというメリットがあります。

通訳者が使う言葉で翻訳されるため、本番の訳出と資料の一貫性が高くなるからです。

 

その他費用

その他費用は、通訳者の拘束や案件の特性に伴って発生することが多いです。
具体的には、交通費、宿泊費、食費、移動拘束費、二次利用手数料などがあります。ここでは、特有の概念である移動拘束費と二次利用手数料について解説します。

移動拘束費とは、現地への移動や宿泊に伴って発生する通訳業務以外の拘束時間に発生する費用です。移動や宿泊をすることで、ほかの通訳業務ができなくなるため請求されることがあります。1日料金の通訳者単価の50%を請求されることが多いです。

二次利用手数料とは、通訳者の訳出している場面を録音や録画しておくことにかかる費用です。通訳音声を利用すること自体に金額が発生するので、手持ちの機器で録音する場合でも、事前通知と費用の支払いが必要な場合があります。音声を記録して後で聞きなおしたいという要望がある場合や、youtubeなどで、反復してい放映されるばあいは、手配時に確認することをお勧めします。

 

場面による通訳料金の違い

今回はその中でも主要な場面である会議通訳、ビジネス通訳、アテンド通訳に絞って、場面による料金の違いを下表にまとめました。尚、下表は拘束時間は1日(8時間)、通訳者1名、関連費用なしの場合の料金の目安です。その他、同時通訳の機材代や交通費、移動拘束、二次利用にかかる費用等もご考慮ください。

場面含まれる場面通訳者ランク1日料金8時間拘束)
会議通訳国際会議、シンポジウムA~B60,000~120,000円
ビジネス通訳社内会議、商談B~C45,000~80,000円
アテンド通訳要人の送迎、会食などC~D35,000~55,000円
観光ガイド観光ガイド、送迎D~E20,000~40,000

通訳手法による通訳料金の違い

まずは、3つの通訳手法を解説いたします。

  • 逐次通訳・・・話者が話し終わった後に順を追って訳していく通訳手法
  • 同時通訳・・・話者が話すのと同時に訳していく通訳手法
  • ウィスパリング・・・話者の言葉を聞き手の耳元でささやくように同時に訳していく通訳手法

手法の詳細について知りたい方はこちらの記事を確認下さい。

3つの手法ごとの通訳者単価の下限額を下表にまとめました。あくまで通訳者単価の下限額の違いのみです。そのため、この価格より高い金額の通訳者単価となることもあります。また、この金額に機材費等の関連費用が追加されて依頼料金となります。

通訳手法下限通訳者ランク日下限料金
逐次通訳C35,000円
同時通訳B45,000円
ウィスパリングB40,000円

同時通訳の方が高い技術が必要とされるため、通訳者のランクは高くなる傾向にあります。

◎依頼したい内容を整理して、優先事項を決める

「少しクオリティには目をつぶるから安く済ましたい。」「とても重要な会議だからとにかくちゃんとした通訳者に来て欲しい」など、通訳手配にあたって様々な要望があると思います。まずは要望の優先事項を整理することが大切です。

優先事項をはっきりさせることで、通訳者単価を決めることになる通訳の種類の判断が可能になります。どの手法が望ましいか、今回はどの場面にあたるのかといったことを判断することができます。

◎通訳者のスキル・人となりを見極める

優先事項を整理しても、どの通訳者がその優先事項を満たしてくれるか見極められなくては、意味がありません。そのため、自分で通訳者を選択する場合は、スキルの見極めが必要です。似たジャンルの通訳の経験や、似たような場面の通訳の経験有無などから判断することになります。

スキルの見極めに加えて通訳者の人となりも大切な要素です。クライアントや交渉相手に通訳者も対峙することになるからです。自らのチームの一員として認めることができるかどうかという視点できちんと通訳者の人となりを見極めしょう。

◎事前に見積もりを取得する

優先事項を満たす要望に合う通訳者を見極めたら、必ず見積もりを取得しましょう。本記事内で書かせていただいた価格についてはあくまで目安のものとなります。案件ごとに選択された通訳の種類によって価格が変わります。

通訳当日までの事前準備に協力する

満足行く通訳者の手配ができたら、通訳者に対して積極的に情報を共有しましょう。事前の情報量と、通訳者の予習の量が当日のクオリティに大きな影響を与えます。例えば先月の同じ会議の資料、昨年の同じプロジェクトの資料など、関連していて渡せるものから渡しておけると良いでしょう。

上記のように適正価格での失敗しない通訳選びには、大切なポイントがあります。実際に依頼されるときは、きちんと1つ1つのポイントを確認して依頼するようにしましょう。


通訳規定

〈基本規定〉
・一日料金(8時間以内)、あるいは半日料金(4時間以内)が適用されます。拘束時間を超過する場合、超過料金を(30分ごと)をご請求させていただきます。

・早朝深夜、前泊、出張に関しては別途割増料金をいただくことがございます。

・同時通訳では3時間以内を2名、3時間を越える場合は3~4名で対応します。また、逐次通訳(会議通訳など)に関しましても2名以上で対応させていただく場合があります。また業務長期にわたる場合は別途事前準備費が発生する場合があります。


キャンセルに関して

通訳者の多くはフリーランスで活動しているため、当日の予定がキャンセルされてしまうと当日の収入が見込めません。そのため派遣日直前のキャンセルに関しましては、キャンセル料金をご請求させていただいています。ご理解のほどお願いたします。(通訳・ナレーター派遣共通)

キャンセル日が派遣当日から

● 10日前以降6日前まで (お見積額の)   10パーセント
● 5日前以降3日前まで 30パーセント
● 2日前 50パーセント
● 1日前(前日) 60パーセント
● 当日 100パーセント

  • 急な日時の変更により通訳の手配ができなくなった場合もキャンセル料をいただく場合がございます。ご注意ください。
  • 交通機関のストライキ、天災その他弊社の責に帰さない事由のために委託業務が遂行できなかった場合、弊社は一切の責任を負いかねます。ご了承ください。