ベトナム語は、ベトナムの公用語であり、約1億人の人々が話す言語です。ベトナム語の歴史は、2千年以上にわたり、様々な外来語の影響を受けながら進化してきました。
ベトナム語の起源は、南中国の広東語や福建語などの漢民族の言語と、南東アジア諸国の言語とが融合したと考えられています。その後、ベトナム語は、漢字文化圏の影響を受け、漢字を使った表記が一般的になりました。また、仏教の影響を受け、ベトナム語には多くの仏教用語が取り入れられました。
19世紀後半には、フランスの植民地支配下に入り、フランス語がベトナム語に影響を与えました。フランス語の影響により、ベトナム語には多くのフランス語由来の単語や表現が取り入れられ、現代のベトナム語の基礎が築かれました。
現在のベトナム語は、多様な方言や地域差がありますが、国家レベルでの標準化が進められ、公用語として使用されています。