カンボジアの首都プノンペンから、ベトナム一の大都市ホーチミンとは、バスで6時間と言う近距離にあります。しかしながら、カンボジア語とベトナム語は、音韻、文法、表記法に若干の類似点があるものの、実際は大きな差異があります。

語彙

カンボジア語とベトナム語の語彙は、大きく異なります。これはカンボジア語がインド・ヨーロッパ語族に属し、ベトナム語がオーストロアジア語族に属するためです。また、両言語には、外来語が多数含まれていることも特徴的です。

発音

カンボジア語とベトナム語の発音は大きく異なります。カンボジア語は、音節の末尾に母音をつけることができるため、長音を含む用語が多くあります。一方、ベトナム語は、6つの声調を持つことが特徴的であり、同じ音節でも声調の違いによって意味が異なります。

文法

カンボジア語は、主語が文頭に来ることが一般的であり、ベトナム語は主語が文の中央に来ることが多いです。また、カンボジア語は複数形を示すために、名詞の後ろに数詞を置くことがありますが、ベトナム語では、複数形を示すために接尾語を使用することが一般的です。

表記法

カンボジア語は、クメール文字を使用して表記されますが、ベトナム語は、ラテン文字を使用した簡略化された表記法を採用しています。ベトナム語の表記法は、フランスの植民地支配期に導入されたものであり、カタカナ表記などと似た音訳的な表記法を採用しています。

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