東南アジアに属する国名 – 首都

 

  • フィリピンの旗フィリピン(ピリピナス) – マニラ(フィリピン語)

フィリピン語(ピリピノ、フィリピノ、Filipinoは、フィリピンの国語であり、1987年のフィリピン憲法で定められた公用語の一つです(もう一つの公用語は英語)。オーストロネシア語族に属し、マニラ首都圏を中心にブラカン州からバタンガス州などのルソン島中南部一帯で話されていたタガログ語を標準化した言語です。またフィリピンで話されている言語の総称として用いられることもあります。フィリピノ語という表記もまた広く用いられています。

 

  • ラオスの旗ラオス – ヴィエンチャン(ラオス語)

ラーオ語(ພາສາລາວ ラオ語、ラオス語とも)はラオスの公用語です。純粋言語学的にいえばタイ語と同一言語の地域変種の関係にあるため、ラーオ語話者とタイ語話者は両言語の共通部分を使うことによってかなりの程度の意志疎通が可能です。ラオス人の多くがテレビなどのメディアを通じてタイ語を習得し、ラーオ語の中にもタイ語の要素を混ぜている実態があるにもかかわらず、多くの中部 – 南部タイ人がラーオ語を即座に理解するのは困難です。ラオスが独立国家として存在し、ラーオ変種がタイ変種とならぶ国家公用語の地位にあるため、タイ語との差異をいっそう大きくしています。

 

  • カンボジアの旗カンボジア(カンプチア) – プノンペン(クメール語)

クメール語(クメールごភាសាខ្មែរは、オーストロアジア語族のモン・クメール語派に属する言語です。カンボジア語とも呼ばれます。カンボジアでは、全人口の約9割を占めるクメール人(約1400万人)が用い、カンボジアの国語および公用語となっています。さらに、隣国タイ、ベトナム、ラオスのカンボジアとの国境に近い地域にも母語とする人々(約200万人)が住んでいます。また、アメリカ、フランス、カナダ、オーストラリアなどの第三国に、(約23万人)の話者が定住しています。

 

  • マレーシアの旗マレーシア – クアラルンプール(マレー語)

英語読みでマレー語(マレーご、Malay)また原語読みならばムラユ語(ムラユご、バハサ・ムラユ bahasa Melayu, ジャウィ文字:بهاس ملايو)は、東南アジアのマレー半島周辺地域で話されるオーストロネシア語族の主要な言語です。広義にはマレーシア語、インドネシア語等を含みます。日本語で「マレー語」といった場合、インドネシア語を含みますが、通常逆はなく、マレーシア語やシンガポールの公用語を「インドネシア語」とは呼びません。マレーシア人にとって「マレー語」(Bahasa Melayu)は、一般にマレーシアの標準語である「マレーシア語」を指します。

 

  • シンガポールの旗シンガポール – シンガポール(都市国家)(マレー語)

国語はマレー語ですが、公用語が4言語 [英語、マレー語、華語(標準中国語=マンダリン)、タミル語(インド系に母語とする者が多い)] あるので正式名称も各言語ごとにあります。これらの言語は平等に扱われ、学校教育でも、各民族語が英語とともに必須科目として教えられています。シングリッシュ、シンダリン(シンガポール式華語)など、それぞれの言語で、独特の発音や他言語の語彙・文法の混用などが見られます。マレー語が憲法上国語とされていますが、儀礼的なもので、シンガポールがかつてマレーシア連邦の一員だったことの名残でもあります。

 

  • ブルネイの旗ブルネイ – バンダルスリブガワン(マレー語)

憲法で、マレー語は公用語と定められていますが、国語とは呼ばれていません。ブルネイ・ダルサラーム国(ブルネイ・ダルサラームこく)、通称ブルネイは、東南アジアのイスラム教国で、イギリス連邦加盟国です。マレー語を表記する文字として、ラテン文字とジャウィ文字がいずれも公の場で用いられます。英語も広く通用します。中国語の方言も、中国系住民の間で用いられます。実際に日常ブルネイで話されるのは Bahasa Melayu (標準マレー語)ではなく ブルネイ語 Bahasa Brunei つまりブルネイ・マレー語 Brunei Malay ですが、標準マレー語と語彙の90%が一致し、ブルネイ語話者は一般に標準マレー語を話すこともできます。

 

  • ミャンマーの旗ミャンマー(ビルマ) – ネピドー(ビルマ語)

公用語であるビルマ語の国名が「ミャンマー」系と「ビルマ」系の2系統あり、文脈によって使い分けられます。 日本語において一般的にミャンマー(英:Myanmar)、文語的な呼称、もしくはビルマ(英:Burma)、口語的な呼称、と呼ばれている東南アジアの共和制国家の名称は、世界各国において正式名称と通称の両方で変更(英語版)を受けてきました。2010年以降の日本語表記はミャンマー連邦共和国。通称はミャンマー。多民族国家で、人口の6割をビルマ族が占めます。

 

  • 東ティモールの旗東ティモール – ディリ(ティモール島の原住民はメラネシア系でオセアニア地域と民族的に近縁)

言語はテトゥン語ポルトガル語が公用語です。現在は、マカサエ語(英語版)やファタルク語(英語版)などのパプア諸語(トランスニューギニア語族)とテトゥン語やマンバイ語(英語版)などのオーストロネシア語族が中心に話されています。 その他、インドネシア統治期に教育を受けた30-40歳代を中心にインドネシア語が使われています。現在は世代間で使用できる言語が異なっている事が問題となっています。

 

南アジア

ネパール

公用語はネパール語。ネパール語 47.8% (2001年国勢調査)。ただし、政府や企業、教育機関では英語が多用されています。多民族・多言語国家であり、民族とカーストが複雑に関係し合っています。また、宗教もヒンドゥー教(元国教)、仏教、アニミズム等とその習合が混在します。農業を主たる産業とし、ヒマラヤ観光などの観光業も盛んです。後発開発途上国であると分類されています。

 

インド

ヒンディー語を連邦公用語とします。ヒンディー語圏以外では各地方の言語が日常的に話されています。インドで最も多くの人に日常話されている言葉はヒンディー語で、約4億人の話者がいると言われ、インドの人口の約40%を占めています。言語は、方言を含むと800種類以上の言語が話されており、地域が異なればインド人同士でも意思疎通ができない場合があります。


1991年の国勢調査によると、178,598人(調査対象者の0.021%)が英語を母語にしており、9000万人以上(同11%)が英語を第一、第二、ないし第三の言語として話すとしています。インド社会は、国内コミュニケーションの必要上から第二公用語の英語を非常に重視しており、結果として国民の英語能力は総じて高いです。

インドで使用されている言語

ヒンディー語: 2億5,800万人
ベンガル語: 8,250万人
テルグ語: 7,380万人 (ドラヴィダ語族)
マラーティー語: 7,170万人
タミル語: 6,070万人 (ドラヴィダ語族)
ウルドゥー語: 5,150万人
グジャラート語: 4,570万人
パンジャーブ語: 3,780万人
その他

 

バングラデッシュ

ベンガル語が公用語です。文字はデーヴァナーガリーに似たベンガル文字を用います。ベンガル語に加え、英語も官公庁や教育機関で使用されており事実上の公用語です。住民はベンガル語話者であるベンガル人がほとんどで、人口の98%を占めています。その他に、ウルドゥー語を話す、ビハール州などインド各地を出身とする非ベンガル人ムスリムが2%を占めます。他に、南東部のチッタゴン丘陵地帯にはジュマと総称される10以上のモンゴロイド系先住民族が存在します。ジュマの総人口は100万人から150万人とされます。

パキスタン

ウルドゥー語
インドの公用語であるヒンディー語と同系の言語であり、両者ともヒンドゥスターニー語デリー方言の社会的変種に属し(複数中心地言語)、ウルドゥー語はそのイスラム教徒版標準語と位置付けられる(一方のヒンディー語はヒンドゥー教徒版標準語となる)。表記法は異なるが文法や基本語彙は同一であるため、多くの場合相互に理解可能である。ただし、ウルドゥー語はヒンディー語に比して宗教的な条件からペルシア語やアラビア語からの借用語がより多く使われているのに対し、ヒンディー語は独立闘争期の言語純化運動の影響でサンスクリットからの(再)借用語がより多く、専門的な内容になるほど相互理解可能度は下がる。文字はデーヴァナーガリーに似たベンガル文字を用います。

 

スリランカ

シンハラ語タミル語は国語にして公用語であり、連結語として英語も憲法上認められています。日常的にはほとんどの国民がそれぞれの民族語(シンハラ人はシンハラ語、タミル人はタミル語)を使っています。この他にバーガー人やユーラシアンと呼ばれる英語を母語にする人が国民の一割います。彼らはコロンボに集住していて、スリランカ社会における指導的役割を担っています。バーガー人はポルトガル人やオランダ人の男性と現地女性との混血、ユーラシアンはイギリス人の男性と現地女性との混血です。ムーア人は主にタミル語を使用します。ヴェッダ人は独自の言語(ヴェッダ語、ただしこのヴェッダ語ですら、すでにシンハラ語基盤のクレオール言語です)を持っていたとされますが、シンハラ人との同化が進み、話者は現在、いるとしてもごく少数と見られます。